【タルムード】ユダヤ人と日本人の「物の見方の違い」

こんにちは。あんずです。

私はリベラルアーツ大学の両学長のYoutubeが好きでよく見ているのですが、最近だとタルムードについての動画が特に面白く、タルムードについての本を購入しました。

今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』を読んで学んだ、ユダヤ人と日本人の「物の見方の違い」についてお話しします。

タルムードとは

「タルムード」とは、ヘブライ語で記載された口伝律法を収めた文書群のことで、「ユダヤ教徒の聖典である」と言われるほどユダヤ人にとっては馴染みが深く、なくてはならないものです。

ユダヤの家庭では親から子への家庭教育にも使われ、幼い頃からタルムードの小話を子どもに聞かせ、「あなたはどう思う?」「それはなぜ?」といった会話がされています。幼い頃から考えること、議論することを鍛えられるので、ユダヤ人には「成功者が多い」「お金持ち」というイメージを持たれる方も多いと思います。

実際に、世界的に有名なユダヤ人として

  • 預言者アブラハム
  • モーゼ
  • イエス・キリスト
  • アインシュタイン

などの歴史上の人物から、近年では

  • スティーブン・スピルバーグ氏(映画監督)
  • ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト)
  • マーク・ザッカーバーグ氏(フェイスブック)

などの長者番付にも載る方が、ユダヤ人もしくはユダヤ系の家庭で育っており、ノーベル賞受賞者の40%を占めるほど頭のいい人たちばかりです。

日本人は「多面的に」、ユダヤ人は「二方向に」物事を見る

私は社会人歴約10年ですが、物事を「多面的に」「多角的に」「俯瞰的に」見ることが大事だという言葉をよく耳にしてきました。

例えば一方向からサイコロを見た場合、数字の1しか見えなかったとしても、裏には6が、上には2が書かれているなど、見る方向を変えなければそのものの全体が見えないためです。ですがこの場合、いくら全体を見ることができたとしても、見ているのは自分だけであり、主観は常に同じです。自分のいる次元は変わらないので、それ以上のものの見方ができないのです。

一方でユダヤ人は、自分がサイコロを見るベクトルと、サイコロが自分を見る「二方向」のベクトルを持っています。主客が転倒し異なる次元が出現します。

これを会社での評価に置き換えるとどうなるでしょうか?

会社の評価を二方向で考えてみる

私の会社では期末に評価面談があります。決められた評価項目に対して、成果をアピールします。この評価項目は事前に分かっているので、どんな実績を残したら評価がアピール出来るのかは事前に準備することができます。評価項目を色々な角度で分析し、自分の業務に落とし込むことで高評価を狙っています。

ではこの評価を二方向で見てみると、どうなるでしょうか。

「私が評価を見る、そして評価が私を見る」となります。この場合、評価=会社となるので、会社が私をどう見ているかを考えることが必要になります。

なぜ今のグレードでこの評価項目を設定しているのか、一つ上のグレードの人はどんな評価項目が設定されているのか、そもそも会社全体でどのようなグレードが設定されているのか。様々な部署が存在する中で、私の部署の役割は何か。会社が成長するためには、各部署がどのような動きをしなければならないのか。会社が私に求めているものは何か。

ベクトルを変えてみることで、考え方がどんどん広がりますね。

ユダヤ人の考え方を自分のものにするコツ

コツ、と言えるほど大した方法でなくて申し訳ないのですが、こればかりは「訓練する」に尽きると思います。

日々新しい発見がある中で、1週間後、1ヶ月後、1年後に覚えていられるものはどれだけあるでしょうか?毎日が難しくても、事あるごとに繰り返さなければ忘れてしまって身に付けることはできません。二方向に考える訓練をし、二方向に考える習慣をつけることで、徐々にでも確実に視野は広がると思います。

私も今日から二方向に考える訓練をしていきます。

継続は力なり。頑張ります。

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