【銘柄分析】(株)ランディックス<2981>

  • 2021年1月18日
  • 2021年1月18日
  • 銘柄分析
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あんず
こんにちは。あんずです。
 
会社四季報2021年1集の速読をしたんだよね?
あんず
そう!速読結果38銘柄のうちの1社を今日は分析するよ!

はじめに

今回の企業分析は、投資初心者のあんずが勉強を目的に個人で調査してまとめたものです。不備不足などありましたらぜひコメントで教えてください。また、株は全てが自己責任です。私のブログを見て参考にしてくださるのはありがたいですが、売買は全て自己責任で行っていただきますようお願いいたします。

基本情報

(SBI証券より 2021/1/17(日))
【業績(百万円)】 売上高 営業利益 経常利益 純利益
連18.3 5,581 696 664 436
連19.3 6,441 860 832 571
連20.3 8,086 1,002 969 675
連21.3予 8,300 600 560 360
連22.3予 9,500 760 710 460
上場 時価総額 自己資本比率
2019.12 45.9億円 60.0%

キャッシュフロー(百万円)

営業CF 1,291 (188 )
投資CF ▲767 ( 55 )
財務CF 573 ( 107 )
現金同等物 3,691 ( 2,593 )

→ お金を借りて増資し、投資を行い、営業の結果利益を得て、会社のお金もプラスである

株主優待

なし

決算

3月

次回の決算短信が出るのは2021年2月12日(金)です。

会社四季報業績予想

⬆︎⬆︎大幅増額 ニコニコマーク×2 大幅強気

事業内容

世田谷区・目黒区・大田区・渋谷区・港区・品川区の城南エリアを中心に不動産デベロップメント事業~不動産マッチング・コンサルティング事業~オーダーメイド住宅マッチング・コンサルティング事業を展開

公式HP

不動産テック事業

オーダーメイド住宅を建てるためのプロセス(土地探し~建築業者選定~ローン締結~建物完成)をワンストップで無料コーディネートする事業

サービス名はSMUZU

住宅ニーズの高まりより顧客数は増加しているものの、当第2四半期連結累計期間における売上高は3,325,457千円(前年同期比32.3%減)、セグメント利益
は264,808千円(前年同期比68.4%減)となっている。

不動産マッチング・コンサルティング事業

城南エリアを中心とした不動産のマッチング・コンサルティング事業

サービス名はLANDIX

土地、新築一戸建て、中古一戸建て、中古マンション探しができる

イメージとしては『エリアを絞ったSUUMO』

新型コロナの影響による急な退去は無かったものの、リゾート施設における賃料収入については落ち込みが見られた。第2四半期連結累計期間における売上高は25,748千円(前年同期比28.1%減)、セグメント利益は11,370千円(前年同期比44.3%減)となった。

不動産デベロップメント事業

不動産の仕入れ、開発、分譲を行う事業

サービス名はGRANDE

決算短信

2021年3月期第2四半期決算短信(2020年11月12日)

公式HPより

新型コロナ拡大による住宅に対する概念の変化や現住居に対する不満により、顧客の購買意欲が増加するも外出自粛の影響により売り上げは大幅ダウン。累計顧客数、「sumuzu」サイトのPV数・UU数は増加。

中長期計画

オンライン注文住宅のsumuzuMatching対象エリアとして川崎・横浜までに拡大

その他の中長期計画はIR情報含め公式HPからは確認できませんでした。

業績・財務状況

決算短信の将来予測情報に関する説明にも具体的なことは書かれておらず、新型コロナの流行に業績が大きく左右されるため、利益がコロナ前に戻るには時間がかかりそうです。

財務

楽天証券より

同業他社と比較

競合というと、

  • デュアルタップ<3469> ※公式HPの事業内容はこちら
  • ハウスドゥ<3457> ※公式HPの事業内容はこちら
  • ムゲンエステート<3299> ※公式HPの事業内容はこちら

あたりでしょうか。

他社と比較するとターゲットユーザーや地域がかなり絞られている印象です。

まとめ

城南地域という比較的土地単価の高い地域に絞り、富裕層向けに事業を展開している会社です。城南エリアのうち目黒区、大田区、世田谷区は平成37年(令和7年)まで、品川区、渋谷区は平成42年(令和12年)まで、港区は平成52年(令和22年)まで人口が増加すると予想されております。そのためターゲット層からのニーズは今後20年近く続くと予想されます。

東京都市区町村別人口の予想(東京都より)

では10バガーを目的として個別銘柄を買うかとなると、私は「買わない」と判断します。

理由は以下の3つです。

  1. 2021年2月下旬より日本でもコロナウイルスのワクチン接種が始まるとはいえ、流行が落ち着き不動産業界に資金が回るまでに時間がかかるため
  2. 2021年2月13日の決算で大幅黒字が見込めないと予想するため
  3. 出来高が少なく、売りたいときに売れない可能性があるため

2019年12月に上場しておりますので、上場後約1年が経過しております。週足チャートを確認すると、上場時に最高値の4,180円を記録→新型コロナの影響もあり2020年3月に最安値1,170円を記録→再度上昇するものの、株価1,700円前後をヨコヨコと移動しております。営業CFは黒字ですし営業利益率も10%超えておりますので、今のヨコヨコ株価が上下どちらに放たれるのかはチェックしていきたいと思います。

 

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